坂出市の林田港で停泊していた帆船海王丸は今日が出港日でした。10時からお別れの儀式である登檣礼(とうしょうれい)が行われるということで、社長に直訴し仕事を抜け出して見に行きました。
9時半頃には小雨が降りだし「また雨の中での撮影か?」と思いましたが、しばらくすると再び晴れてきました。港に到着すると多くの見物客が来ていました。
出航の時間になると海王丸はタグボートに曳かれ岸壁を離れ、それと同時に乗船する訓練生たちがマストへと登り始めました。
船首に立つ人物の号令で全員が脱帽。
さらに同じ人物の「ご~きげ~んよ~」の声に続いて、全員が右腕をあげて「ご~きげ~んよ~」と大声で挨拶します。
岸壁側でお別れの挨拶をする地元の保育園児(幼稚園児かも?)に対し、甲板から手旗信号で「ありがとう」と返答。
先週土曜日の入港から本日までの4日間、夜景の撮影などのため毎日港に通いました。船の大きさや華麗な姿に驚かされたのですが、最終日は登檣礼でとても感動しました。機会があればまた見てみたいな~。
この記事を書く前に知人から「今日海王丸見に行っていたやろ?」と電話がありました。「どうして知ってるの?」と尋ねたところ、どうやら地元ケーブルテレビのニュースで映っていたらしく、背中しか映らなかったけど普段着用している上着を見ただけで私だと分かったようです。もし顔が映っていてそれを近所の人が観ていたら「あいつ昼間からブラブラしやがって!」みたいなことになっていたかも。