香川県坂出市で祖母の三浦啓子さん、孫娘の山下茜ちゃんと彩菜ちゃんが行方不明になった事件。本日午後8時頃仕事の帰り道、事件後初めて現場の目の前を通ってみた。マスコミが土手沿いに陣取っていたものの特に照明などもついておらず、とてもひっそりとしていた。実はこの時点で事が進展しているのをまったく知らなかった。
帰宅直後の母の一言「犯人捕まったで。」それが誰かと問うと「祖母の義弟」だと。自分が思っていた人物とは違っていたことに驚いた。正直なところ幼児の父親を疑っていた。犯人が分かった現在、被害者家族とは他人といえども疑いを持ってしまったことを謝るとともに、十分な反省もしなければならない。
疑いのきっかけを持つ原因の一つにマスコミ報道の影響があった。知人や会社の同僚とも話していたのだが、マスコミが父親を執拗に問い詰めていたのが犯人扱いしているようにみえてしまった。また、先日エントリーした「坂出 幼児・祖母行方不明事件から一週間」でも書いたが、父親の移動先にまでマスコミが追いかけ、その場でインタビューしていた。「そこまでする必要があるのか?」と思ったのだが、そのような取材方法が視聴者に何らかの思いをいだかせるのも確かだろう。ニュースやワイドショーで「もっと適切な取材・報道を」と発言するコメンテーターもいたくらいだ。
犯人は捕まったものの不明な部分が残ったままだ。やはり一番は「共犯の可能性」だろう。現場付近で「はよせんか」という声を聞いた付近住民の証言があることから、もしかしたらまだ犯人がいるのかもしれない。
明日は3人を遺棄したとされる五色台での捜索が始まる。一刻も早く事件の全容解明をしてもらいたい。