沢田マンションを見学

2009年5月4日、以前探偵！ナイトスクープに取り上げられて一度見てみたいと思っていた高知県の「沢田マンション」へ見学に行ってきました。

このマンションは沢田嘉農さん（2003年病気のため死去）裕江さん夫妻、後にその子供達とも一緒に築き上げてきた手作りマンションで通称「沢マン」。増築を重ねた外観から「日本の九龍城」とも呼ばれているそうで、観光名所の一つにもなっています。

沢田マンションを東側から

西側からの外観

マンション内にはいくつかのお店があるようで、入り口に手作り感いっぱいの看板が設置されていました。

柱には「沢マン見学の心得」の看板が。「大家さんに挨拶しなきゃ！」ということで大家さんを探すことになるのですがどこにいるのやら。

マンション入り口にあるアロマテラピールーム、こちらで大家さんについて伺うことに。すると、このお店は大家さん一家の経営で、訪ねた時には夫妻の実の娘さんが対応してくれました。住民の居住区はダメだけど5階の大家宅については撮影許可ということ。

「よければエレベーターでどうぞ！」ということで、お店の目の前にあるエレベーターで移動することに。乗ってみるととてもゆっくりと上っていき「ゴトゴト」と振動が伝わってきます。

そこそこの人数が乗れるようで椅子まで付いています。

普通のエレベーターは無理だけど、沢マンだと真下からも見れちゃいます。ちなみにこのエレベーター、居住区の目の前を通っていくので、洗濯物やら部屋の窓やらイロイロと・・・

エレベーターで上がり最初に見たのが工具や資材を置いてある部屋。ここに沢マンを築いていくための様々なものが置かれているようです。その部屋の前に置かれていた発動機には・・・

「香川県坂出市」の文字が！こんなトコロで自分の地元の地名が・・・なぜか感動。

池には鯉と2匹の鴨が。人に慣れているのかすぐに近寄ってきます。カワェェな～。

大家さん宅の庭。すごく開放的な感じです。

庭には鶏が放飼いされていました。

屋上に設置されているクレーン。これも手作り。マンションを作るためにいろんな物を吊り上げてきたようです。

十分堪能し下へ戻ろうとなったのですが、途中の階まではエレベーター横の階段で下りることができましたが、そこから先の道が分からなくなりました。階段を探しながら歩いているとこんなものが。

沢マンの壁画が描かれていました。

その他沢マンの歴史やQ&Aなどの資料も展示されていました。ここで沢マンのことについてイロイロと勉強できます。

なんとか1階に戻ってきて駐車場を覗くと1台のバスが。このバスはご主人がご健在の時には家族や住人を乗せていろんな所に出向いていたようです。しかし亡くなってからは動くことなくここでひっそりとしている模様。

地下には多目的ホールがあります。この入り口ですが、エレベーターの1階乗り場の下にあります。つまりエレベーターが1階にあると、ここから出入りできないということですね。

ホール内はそこそこの広さがあり、畳が敷かれここで武道もできるようです。沢マンでは一般客を取り入れた各種イベントが行われていて、ここもライブなどで使用されるようです。

ホール内にあるシャッターが開いていたので覗いてみると、そこは地下駐車場へと繋がっていました。ちなみに高知市では初めて作られた地下駐車場になるそうです。

見学のお礼を言うために再びアロマテラピーのお店へ。マンションには多くの芸能人が訪れるらしく、サインも多数飾られていました。