2009年5月3日、高松市の中央公園で「高松春のまつり」が開催、ステージでのダンス披露や子供向けのイベントなどが行われました。
会場の一角で高松市消防局の救助工作車が展示されていました。
このようなイベントで周りに人を入れずに撮影するのは難しいですねぇ・・・
しばらくすると車体側面のシャッターが開きました。
いくつかの工具を取り出し「救助訓練の下準備をするぞ!」と隊員が別の場所に移動していきました。
会場内に置いている廃車の所に到着。屋根をハンマーのような物でたたいたり油圧カッターで切断しています。
ピラーと屋根の一部が切断されました。後にこの車両が訓練に使われるようです。ピラー切断部を指差しているのは誰かに頼んだワケではなく、たまたま他人の手が写り込んだものです。
救助工作車と一緒に展示してあった救急車より、助手席ドアに描かれている「スター・オブ・ライフ」マーク。
以前から気になっていたので撮影しました。このマークが何なのかWikipediaのスター・オブ・ライフの項目より引用します。
元々はアメリカ合衆国運輸省幹線道路交通安全局(NHTSA)により、赤十字との類似を避けて1973年にデザインされたマークで、人命救助に関わる職場で活躍する人々の守り神として、アメリカを中心とした世界中で救急医療のシンボルマークになっている。日本を含む世界各国で救急車の車体にこのマークが描かれていることもしばしば見られる。
中央に描かれているヘビはアスクレピオスの杖と呼ばれるもの。それを中心に突出した六本の柱には「覚知」「通報」「出場」「現場手当」「搬送中手当」「医療機関への引き渡し」という意味があり、救急入電から病院搬送までの一連の流れを表しているようです。
今回撮影したマークは青色ですが水色のものもあるようです。他に、図形を縁取りしていたり、ヘビのデザインでも口の描画の有無など、様々なパターンがあるようです。統一性が無く車両メーカーによりデザインが異なっているのでしょうか?
何気なく見ているものでもちゃんとした意味があるのですね。