エアーフェスタ浜松2009、自衛隊の各種展示飛行が終わる頃には雨が降っていて、その後場内アナウンスで「サンダーバーズの飛行につきまして、悪天候のため・・・」と流れ「あぁ、中止かぁ・・・」と諦めかけたのですが、少し間をおいて「悪天候のためしばらくお待ちください」と続けてアナウンスが。「もしかして飛ぶのか?」と周りの観客からもどよめきが。しばらくすると予定通り飛行するとアナウンスがあり拍手が起こりました。
サンダーバーズ展示飛行の時間になりウォークダウン開始。
整備士が各機に向けて歩き出します。息の揃ったキビキビした行動で荘厳な雰囲気が漂います。
その後はパイロットも揃って歩き出し各機体に乗り込みます。
各機がタクシーアウト
タクシーアウト後は整備士が再び息を合わせて歩き出し私の目の前付近で停止、そして「イェ~イ!」なポーズを決めてくれました。私は拍手と声援でその瞬間を撮り逃してしまいました。ということでこちらはその直後の写真。
今回はサンダーバーズの無線傍受に挑戦。いくつもの種類を使い分けるのが特徴らしく、1~4番機が使うものであろう141.075MHzの受信に成功。離陸直前に観客に向けて「楽しんでいってください」というちょっと怪しい日本語が流れてきました。これは会場スピーカーにもリンクされましたが、サンダーバーズ隊員の今回の飛行にかける意気込みが感じられるもので感動しました。
そして飛行開始。オートフォーカスが間に合わず離陸から撮り逃すハメに・・・
マニューバーを全く勉強しておらず、どのような編隊でどこから飛んでくるか分からなかったので、ただひたすら撮りまくりました。
スモークが雨曇りの空で見づらいですね
すれ違いの瞬間、会場からは「オォ~」ではなく「Oh~~~~!」というアメリカンな歓声(?)と拍手が。
無線を傍受していたものの当然のことながら流れてくるのは早口のネイティブな英語で、内容がサッパリ分かりませんでした。ただ、聞いていた人にしか分からない音階で例えることができそうなゆっくりとした独特な喋り方をする部分もあり、それが面白かったです。
途中数分間機体が見えなくなり、付近にいた人たちと「雨で基地を見失った?それとも機体が迷子に?」なんて冗談話をしていましたが、天候不良による一時中断のようでした。そのような状況でもとても素晴らしい飛行を見せてくれたサンダーバーズのパイロットやスタッフ、浜松基地の方々にとても感謝しています。
飛行が終わると着陸してウォークバックとなるのですが、その頃には他人の傘が邪魔で撮影できないということで離れたところに移動していて見ることができませんでした。傘を差さずに見ていた私は体中がビッショリに。地上展示機の見学やサンダーバーズパイロットのサイン会などは諦めすぐに帰ることにしました。
他人の傘の雨だれと突き刺し攻撃を受けながら出口ゲートへ急ぎます。この後まだ展示飛行やイベントがあるにも関わらず、皆さんサンダーバーズだけ見て帰るようでちょっとした人の波ができていました。
「ご来場ありがとうございました」こちらこそ貴重なものを見せていただきありがとうございました。今度はまた5年後かな?次回も楽しみにしています。
駐車場に到着して車を動かすものの出口が1箇所しかないため出るのに2時間かかりました。その間徐々に雨は止んで晴れていったのですが、轟音が聞こえると思ったら、サンダーバーズとサポート機が翌日の展示基地となる三沢へと旅立ってたのでした。あぁ、こんなことなら屋根のある所で少し待って、離陸の瞬間を見ておけばよかったなぁ・・・と後悔。